あすとこねっと 9月度全体会

日 時  平成16年9月22日(水)19:00-21:00
会 場  鬼崎公民館 会議室1F 
講師、テーマ 
  第1部 小島丈佳 氏   IWCATについて
  第2部 竹内宏一 氏   常滑市の総合計画について

第1部内容 : IWCATについて

IWCATはJCの提言から始まって以来、今年で20年続いている。
主な活動内容は、国際陶芸ワークショップを実施することであり、このワークショップは夏の35日間、海外から陶芸家などを招き、作陶をし、作品を展示公開するほか、研修旅行や交流パーティーを行ったりしている。海外からの参加者は市民の家庭がホストファミリーとなり、ホームステイする。
第一回の参加者は8名だったが、今では参加希望者が毎年30〜40人程あり、その中から選考して15人程にしぼって参加受け入れをしているという状況である。このワークショップに参加したことをきっかけに、海外から常滑に移住した人も多くいる。
スタッフの今後の課題として、自分たちの施設(作業所)や窯を持ちたいという思いがある。

第1部感想 : IWCATについて

IWCATの活動が20年も続いていることがとても素晴らしいと思った。
参加者から「国際交流に焼き物をからめて行っているのが面白い。」という意見もあった。「常滑に住むようになった人は常滑のどこを気に入ったからなのか。」という質問には「常滑というよりも日本が焼き物を行うのにとてもいい環境であるということが、一番の理由らしい。」と返していた。
今後、中部国際空港が開港することで、IWCATの活動が更なる広がりをもつことができることを期待したいと思う。

第2部内容 : 常滑市の総合計画について

今回の第4次総合計画で意見を求められたのは総論と基本構想で、それらは抽象的であるため意見がしにくかった。
基本計画があれば具体的な議論ができるので次回は基本構想と基本計画をまとめて提示して欲しい。第4次の内容が第3次のものとあまり変わっていない作文のようにみえるので、第3次のどこを見直したのかを説明する必要があるだろう。「まちづくりの視点」については、常滑の地場産業であるやきものについてはふれていないため、項目にとこなめ焼の育成・振興を追加してはどうか。「世界に開かれた生活文化都市」という表現は「世界に開かれたやきもの文化都市」という表現にすると空港と焼き物の文化都市・常滑のイメージが出てくるのではないか。
今後、総合計画の意見を市民に求めていく中で、意見書という形だけでなく、懇談会のような場を設けられると良いのではないだろうか。

第2部感想 : 常滑市の総合計画について

この第4次総合計画への意見を出したのが市民の中で竹内さんただ一人だけだったということには驚いてしまった。
参加していた人の意見として「常滑市をどうしたいかのビジョンが見えない。」「計画であるから全てを網羅しなくてはいけないけれど、優先順位がないということが…」「コンサルタントが作ったものをそのまま出しているようなものだ。」というものがあった。
「常滑の特色ある」総合計画ができると良いなと思った。
「次に第4次の基本計画が出された時、あすとこねっとで議題にして、皆で話し合ってそれぞれが意見書を出せると良いね。」という意見もあった。
(E.S.)